pi-top ケーススタディ(1)

pi-top ケーススタディ(1)

イギリス北東部「コーブリッジ中学校」

pi-topはひとことで言えば「すばらしい」

ディーン・ジョンストン氏はイギリス北東の街Corbridge(コーブリッジ)にあるコーブリッジ中学校で副校長をしている。高い教育水準を誇り人気も高いこの学校には、9歳から13歳の子どもたちが通っている。ここでは教育の一環として生徒をすぐれた学習者とすること、自信をもった一個人とすること、そして責任ある市民として育てることにも力をいれている。

ディーンは副校長であるほか、コンピューティング技術を教え、発展的な学びのための学習計画の作成も担当している。近頃pi-topラーニングシステムを使い始めた。

生徒数:およそ350名(5年生から8年生) 1クラスの生徒数:およそ25名

ディーン・ジョンストンとその生徒たち

コーブリッジ中学校が目指すのは、教室の内外で最高の学びを得るきっかけを提供することだ。学校では目的のしっかりした、個々の生徒に合った学習計画を提供する一環として、フィジカル・コンピューティングの観点からpi-topラーニングシステムを取り入れた。ディーンはpi-topの利用にたいへん熱心で、その結果生徒の成長とコンピューティング技術の双方によい影響が認められたと話す。

ディーンの生徒のひとりでKey Stage3(7年生—9年生)にいるセシルはこう話す。「pi-topを使う授業はすごく楽しいんです。クラスのみんなと協力するのも好きですし、現実の世界でも活用できるような役に立つすごいことや、ものを作ったりするのもすごく好き!」

コンピューティング技術の授業に必要なもの

学校ではKey Stage2および3(小学3年生〜中学3年生相当)の生徒がフィジカル・コンピューティングに馴染み、それを学べるような製品を探していた。生徒たちが実際に手を動かし、物理的に触って工夫ができるようなものが欲しかったし、学校に通う9歳から13歳の生徒すべてに対して、個々の能力への適応も含めた対応ができるようにもしたかった。

また理解の深度や学習の進捗に合わせて、段階的に難度があがる授業が提供できたりと、発展的な学びの機会も与えられる製品がよかった。そしてなにより生徒が楽しんで使えるもの、夢中になれるものがいい。

ディーンは熱心にどれだけpi-topが活躍しているか、そこに入っている様々な学習ソフトに満足しているかを伝えてくれた。(我々としても嬉しいことです!)

学校の要望に答えたpi-topの学習システムの特徴とは

ここからはディーンに伝えてもらいましょう。

pi-topは触って動かせる! 「pi-topは手を使い実践的に学べるので、コンピューティング技術への関心を強めてくれます。実際使い始めてから生徒全体の興味が確実に強くなっています。私の生徒がpi-topでもっとも気に入っているのは実際に動かせる、という点です。ただコンピュータを使うだけでなく、そのコンピュータ自体の作り手にもなれるんです。」Key Stage3にいるセシルも同じ考えだという。「pi-topはとても面白いです。いろいろなコンポーネントを使ってみたり、Pythonのコーディングもとっても楽しいし、もっと知りたいと思います。たくさんのことが学べたと感じます。」嬉しい言葉をどうもありがとうセシル!

・現実の世界に持ち込める学習コンテンツ 「製品に入っている学習コンテンツが現実の世界でも活かせるのがすばらしいです。子どもたちがすることにきちんと目的が与えられるからです。たとえば音響センサーはコウモリのソナー機構もしくは建築家が使う音響式距離計に通じます。ワイヤーを繋ぐという単なる作業にとどまらず意味が与えられるので、生徒にとってより納得がいくんです。」

pi-topはどの学習段階にも合わせることができる 「pi-topはコンピューティング技術を学び始めたばかりの生徒でも、だいぶ上達した生徒でも関係なく使えます。それぞれの段階にあった素材やリソースが用意されています。たとえば上級者は自分でコードを書く一方で、初級者はすでにあるコード例を写して書くことができます。含まれたコンポーネントの種類には非常に満足しています。高度な回路も作れますし、そのほか色々なことができます。」

・様々な学習スタイルに合わせられる「pi-topは個人での上達とペアやグループでの作業、この両方を可能にしてくれます。私は私は包括的な方法をよくとります。生徒たちは学び、試し、試行錯誤し、確認をしたり協力して、最後に深めた知識を紹介し合います。協働学習にもってこいですし、子どもたちは自由な発想で学んだ内容をすぐ使うことができるので創造力を磨くこともできます。」

・かんたんに使える「仕組みはとてもシンプルです。開封したらすぐに始めることができます。すべての部品はかんたんに組み合わせることができます。電源はユニット毎に必要ではないので、専門家が使うようなコンピュータ用の部屋を用意しなくてもいいんです。気軽に使え、授業の進行も楽にしてくれます。しかも軽くコンパクトにまとめられているのでクラス間の移動も自由です。」

pi-topを使い始めてから能力の差に関わらずよい変化がみられたが、ディーンはその好影響が言語や語彙の分野にも及んでいることに気づいた。いまだ興奮冷めやらぬ様子でディーンは自分の受け持つ11歳の生徒らが「アナログ・デジタル・コンバータが何かを理解し、しかもどのように使うのかも知っている」ことを話してくれた。

学校公開日にCorbridgeを訪れた保護者もpi-topには「驚かされた」という。コーディングの上達とその理解度、電子部品の知識もそうだが、子どもたちが自信をもってそれらを使ったり、それについて話したりする様子にも驚かされたという。

つまりpi-topは先生、生徒そして保護者にとって人気を集めていると言える。

ディーンは最後にこう付け加えた。「ひとこといいですか?あれは本当にすばらしい…いやちょっと待ってもうひとことだけ!pi-topは創造力を刺激し、やる気を引き出し、好奇心をそそる。」

pi-topを使った“体験的な学び”がどのようにあなたや生徒、学校教育の手助けとなるか、より詳しく知りたい方はこちらからご連絡ください。


この記事はpi-topのブログ記事 “Case study: Corbridge Middle School” を許諾の下で翻訳したものです。

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